「女性自身」おすすめ盆踊り 掲載!

キビシー暑さでぐったりしちゃうところですが、そうもいってはいられません。
今年もお祭りシーズンがやってきました!
盆踊りも日本全国各地で開催される時期ですね。
そんな時節の7月28日発売、光文社週刊誌「女性自身」にて「踊りに行きたい!全国の盆踊り」特集ページでのおすすめ盆踊りコメントを掲載していただきました!

※写真は掲載誌とは何の関係もありません。吉祥寺南口ふれあい夏祭りにて。
ケイコ・K・オオイシ

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「墨田祭りセッション」盛況御礼!

7月12日に開催された
月刊「ラティーナ」&大石始プレゼンツ「墨田祭りセッション」
〜東京天水連 vs mocidade samba system vsタブラクワイエサ。
当日の様子をレポートします。

前半は大石始による祭り映像のワークショップ。

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司会は山口屋左七(錦糸町河内音頭大盆踊り司会:写真左)。花田勝暁(「ラティーナ」編集長:写真右)も登場。

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こちらは奄美の祭り「ショチョガマ」の映像ですが、クライマックスの瞬間に客席から思わず「おおーーー!!」と歓声があがりました!

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ついつい見入ってしまう祭り映像の上映。

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ブラジルのバテリア(打楽器)ユニット、 mocidade samba system。カッコいい!

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日本初のエジプト太鼓のアンサンブルバンド、タブラクワイエサが何やら妖しいムードで登場!

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会場は大盛り上がり♪

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そして東京天水連(東京高円寺阿波おどり連協会所属)!

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各楽器の解説もありました。

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最後はmocidade samba system、タブラクワイエサ、東京天水連がセッション!
なんでしょう、この迫力とカオス感から生まれてくる感動は!最高です!

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会場が一体となって祭りの渦へ!

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なかなか一堂に会することのない各国の打楽器アンサンブルの異種格闘技的な趣もあるイベントでした。
出演者・関係者の皆様方、ご来場いただいた皆様方、ありがとうございました!
おかげさまですばらしい祭りができました!

茅ヶ崎の夏の到来を告げる「浜降祭」

海の日である昨日7月20日は茅ヶ崎の「浜降祭」に行ってきました。
茅ヶ崎の鶴嶺八幡宮ではかなり古い時代から浜辺での神輿渡御が行われていたと言いますが、「浜降祭」の名物は時に波に飲まれながら海へと入っていく神輿渡御。まさに茅ヶ崎一帯の神社と海の関係性を現在に伝えるものとも言えるのでしょう。

僕らが浜に着いたのは浜降祭合同祭開式が始まった朝7時過ぎだったため、夜明けの幻想的な風景を見ることはできませんでしたが、茅ヶ崎のみならず、八王子など各地域の神社の神輿が全部で32も浜に並ぶ図はなかなか壮観。合同祭終了後、神輿ごと海に入っていく光景にもかなり興奮させられました。やっぱり屈強な男たちといえども、大きな波がやってくると神輿ごと持っていかれちゃうんですねえ。見てるほうもヒヤヒヤさせられます。

また、なかには逞しい「茅ヶ崎甚句」の歌声に合わせて練り歩く神輿もあり、こちらにも大感動。やはり、「鑑賞」や「保存」のためではなく、なんらかの行為のために「機能」している場面というのは胸を熱くさせるものがあります。とある古老が歌う甚句があまりに素晴らしくて、その模様をビデオに収められただけでも茅ヶ崎まで来た甲斐がありました。

祭り終了後は、茅ヶ崎で一番古い(創業昭和24年)という中華そば屋「文美」でチャーハンと餃子。煤けた座敷に座り、扇風機のぬるい風にあたりながら食すオールドスクールなチャーハン……ある意味でパーフェクト!

やはり相模湾一帯の信仰や文化も一度キチンと勉強しなきゃ。そう確信させてくれた初夏の一日でした。

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江戸の盆踊りの姿を伝える佃島の盆踊り

昨夜は佃島の盆踊りへ。佃島には毎年足を運んでいるのですが、ここは東京で唯一残る念仏踊り系の盆踊りで、無縁仏の供養という意味合いをいまだに強く残しています(そのため、踊りの輪の横には無縁仏のための仏壇が)。
佃島はかなりおもしろい歴史のある地なのですが、念仏色の濃い盆踊り歌などからそうした背景が透けて見えるのがこの盆踊りの魅力でもあります。

盆踊り終了後はいつものように月島に移動し、終電間際まで立ち飲み屋でいっぱい。いい夜でした。

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7月28日、久々の単著が出ます!

7月28日、久々の単著が河出書房新社から出ます。タイトルは『ニッポン大音頭時代 「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち』。昭和8年の「東京音頭」以降の流行歌の歴史において、音頭はどのように扱われてきたのか。ノヴェルティー音頭やアニソン音頭、アイドル音頭を生み出してきた音頭のメカニズムを探ります。
ここ数年、日本の大衆文化〜伝統文化を意識的に掘り起こしてきましたが、本書はその第一弾。続いて来年初頭には近年の祭り取材の成果をまとめた著作がアルテス・パブリッシングから刊行される予定です。

なお、素晴らしい装丁は矢萩多聞さんによるもの、写真はケイコ・K・オオイシが数年前に藤沢の「遊行の盆」で撮影してきたものです。 矢萩さんは島田潤一郎さんの『あしたから出版社』(晶文社)の装丁などですごく気になっていたので、今回一緒に仕事をさせていただき本当に光栄です。早く現物を手にとりたい!

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[書籍情報]

タイトル:『ニッポン大音頭時代 「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち』

著者:大石始

版元:河出書房新社

発売日:2015年7月28日(火)
予定
定価:予価2,300円

判型:46変形並製

ページ数:288ページ

ISBN:978-4-309-27613-7

[内容紹介]
これまで〈語るべきもの〉として見做されず、チープで芸術性の低いものとして考えられてきた日本の伝統音楽・音頭。しかし、その歴史を紐解くと、〈ドドンガドン〉のリズムには流行音楽としての恐るべき秘密が潜んでいた――昭和8年、新作音頭の金字塔「東京音頭」の成立から、社会のかたちやメディアの進化に応じて大衆を鼓舞し、笑わせ、郷愁を誘ってきた音頭。その変幻自在の姿を通じて日本人の〈こころ〉に迫る。

「ニッポン大音頭時代」目次
第一章 音頭はどこからやってきた?
音頭のルーツはどこにある?/「東京音頭」の大ヒットを用意したもの/〈ドドンガドン〉を生み出したのは江戸時代の芸妓たちだった?

第二章 音頭のスタイルを確立した「東京音頭」
ご当地ソングの元祖、地方小唄に「東京音頭」の源流を見る/丸の内の旦那衆が発案した「丸の内音頭」/故郷なき都会人のための〈郷土の歌〉ができあがるまで

第三章 炭坑労働者たちが愛した「炭坑節」
「炭坑節」を育んだ筑豊の炭坑(ヤマ)は歌と芸能の宝庫だった/「炭坑節」誕生秘話/各地のヤマから生まれた、さまざまな「炭坑節」

第四章 国民音楽として収奪された音頭
思想善導のツールとして利用された、戦時歌謡としての音頭/ 「東京五輪音頭」と三波春夫によって強調された音頭の〈民族色〉/「東京五輪音頭」以降にリリー スされた〈国民音頭〉の数々

第五章 冗談音楽として新展開をむかえる音頭
冗談音楽の系譜――スパイク・ジョーンズからフランキー堺とシティ・スリッカーズへ/クレージーキャッツと大瀧詠一が切り拓いた新作音頭の新たな境地/音頭の〈ネタ化〉を強力に押し 進めたザ・ドリフターズ/わるふざけ、無礼講としての音頭――先祖帰りしたコミック音頭

第六章 変わりゆく地域共同体とアニソン音頭
地域共同体の再編とアニソン音頭/「オバQ音頭」とテレビ・アニメ黎明期のメディア・ミックス/アニソン音頭からご当地音頭までを横断するシンガー・ソングライター、山本正之/全国津々浦々に新作音頭を広めたレコード会社各社の施策

第七章 アイドル音頭によって多様化する音頭
企画モノ/ノヴェルティー・ソングとして制作された数々のアイドル音頭/つんく♂が切り拓いたアイドル音頭の新たな可能性/ご当地音頭をアップデートする各地のご当地アイドル

第八章 音頭は海を越え、世界を踊らせる
海の向こうで生まれ、育まれてきたさまざまな音頭/パラグアイの「ピラポ音頭」とインドネシアの「ジャカルタ音頭」/ジャマイカの若者たちを踊らせた河内音頭のファンクネス――永田充康に聞く

第九章 未来の音頭のかたち
音頭の音楽的魅力をDJプレイで表現するDJフクタケ/恐るべき知識量を誇る高校生盆踊り曲マニア から見た音頭の魅力/大友良英が描き出す音頭と盆踊りの未来像